古武術活法稽古5回目

早いもので古武術の稽古も5ヶ月。5回目。
1ヶ月半ぶりの稽古。
今日は、いつもいる古武術顔のSさんがいない。
そして、女性の新顔が2人と、
たまに見かける若いがどこか軽く、いい加減そうな男。
いつもお会いする五十半ばのAさんと、初めてお会いするOさん。

Oさんは師範の片腕のお一人で、黒帯。骨が太くゴツい体格。2段らしい。
長髪を後ろに束ね、侍のようだ。

いい加減男は、初心者の若い女性と組みたがり
自然と私はもう一人の30半ばの女性と組む。

組むと言っても、柔道のように胸元を掴むことはしない。
掴むのは手首か上腕だ。

私を含め、初心者が3人で女性2人にも拘わらず、
師範は応用技で、腕を掴まれたらどう投げるか?
殴りかかられたらどう捌いて、どう極るか?
を練習する。

初めての稽古の時にやった技だ。
やられて思い出した。

初めての時は、訳が分からす、ただ極られ投げられ、
痛いだけだったが、2回目の今回は師範の動きがよく見える。
動きや足捌きはわかるけど、やってみると動けない。
手を意識すると足が止まる。
足を意識すると手が動かない。

何度も何度も動きの練習が必要だ。
自然と身体が動かない限り、技にはならない。

いい加減男は、いい加減そうな顔をしているが、
基本技を若い女性に教え始めた。

となりで練習をしていた私達も、いい加減男に基本技を教えてもらう。

座位での合気上げ、当て身、合気投げ。
いい加減なのは顔とその雰囲気だけで、さすがに先輩だ。
師範は、基本技がつまらないらしく、すぐに応用技をやりたがる。
基本技をやっていると、その形の変形技がこう…
とまた複雑な動きに変わる。

いい加減男は仕事で先に帰り、Aさんに少し教えてもらい、
次にOさんに教えてもらう。
2人とも、骨が太く、力が強い。
全く技がかからない。
極られない。
この極る技は、関節を密位にする事と同じだ。
できずにいると突然気がついた。
活法でも密位にできずに、上手くいかない。

悔しいが仕方がない。
まだ始まったばかりだ。

Oさんに、技をかけてもらうと、師範とは違い骨が軋むほど極てくる。
我慢して踏ん張ると本当に骨が折れる。
思わずもんどりうって投げられる。

練習、鍛錬あるのみだ。
ありがとうございます。
もっと精進します 。