合気柔術稽古4回目

1カ月ぶりに合気柔術の稽古。

いつものように又割(開脚)の稽古から。
まだまだ堅いけど、初めに比べると大分顔が床に向いてきた。
初めは、身体は垂直。気持ちと顔だけが床に・・・
という堅さ。

師範は、開脚をしていると、禅やヨガをしているように
無心になり、地球と繋がる感覚がでてきて、地球の波動を感じるそうだ。
私は、痛みと苦しさに耐えることで一杯いっぱいだ。

稽古は基本の合気上げ。
まずは師範の腕を、体重を乗せ、力いっぱい押さえつける。
私に合気を感じさせるように、ゆっくりと腕を上げていく。
スーっと身体の重心が浮いてしまう。

次は私の番だ。
2回目の稽古で合気上げが何となくできてしまった私。
前回は合気上げの応用の技を教えて頂いた。

今回も、問題なく師範の腕と身体がスーっと浮き上がる。
もう一度、と、師範は今までになく強い力と全体重を乗せて
私の両手首を押さえつける。

また、師範の腕と身体がスーっと浮き上がる。
こんなに早く合気上げができる人はあまりいない。
気功の修行とか、別にやっていますか?
と嬉しそうに笑顔で聞いてくる。

修行までは行かないけど、週に1~2回。
気功のまねごとをして、練習をしている。

師範は、それは良いことだ。続けて下さい。
と、応援して頂けた。

そして、合気上げの応用技。
それほど複雑な動きではないが、相手を動かす意識が働いてしまい、
どうしても上手くいかない。

師範は、辛抱強く、身体から力を抜いて、力ではなく意念を使って・・・
そう、ここで氣を通す・・・
と指導して下さる。

できない自分に自信がもてず、劣等感や不安感に陥りそうな私を、
常に応援し、励まし、勇気をつけてくれる。
ありがたいです。

雑談の中で、だんだん『氣』がわかってくると、
野口整体の活元運動等のように、
からだの奥から出てくる、意識しない動きをすることが多くなり、
氣を抜いてボーっとしていると危険な場合がある。らしい。

信号待ちや電車のホームで、身体が自然と前に出て、
危うく車道に出そうになったり、
ホームから落ちそうになることがあるそうだ。

まさか、それはボーっとしすぎだろう。 と思っていたら、
帰りの電車でウトウトしたあと、
ホームから改札に移動する下り階段の踊り場直前で、
足を滑らせ足首を捻り、危うく転げ落ちそうになった。

つんのめり、踊り場から落ちそうになる身体を、
反射的に身体を横から後に半回転させて
柔道の後受け身の要領でうしろに転がる。
寝起きで氣を抜いていた一瞬の出来事。

師範は、私に危険が迫っているのがわかっていたのか?
危ないところでした。


武術を修行する身。
氣を抜いてはいけない。

ありがとうございます。
もっと精進します。