古武術整体(活法)稽古12

2週間ぶりの活法稽古。
今回は、前回の復習で腰痛に深い関係がある腓腹筋とヒラメ筋の調整。

仰臥位での腰椎3番回転調整。
まず、腓腹筋とヒラメ筋、アキレス腱の圧痛検査。
圧痛が少ない方から施術。
痛みが少ない方の膝を90度に曲げ、肋骨下角に両手を重ねて置く。
受者の膝を曲げた反対側に位置し、膝を直角に上げ、
その膝の位置に自分の丹田がくるように片膝立ち。
肋骨下角に置いた受者の両手を上から軽く抑え、
ゆっくり、骨盤をつぶさないように膝を手前に引き、
もう一方に手を腰椎3番に添える。
その手の肘で、骨盤を手前に引き寄せ、
密位になったところで、クンと腰椎を回転させるように圧を加える。

終了後、もう一度、腓腹筋、ヒラメ筋、アキレス腱の圧痛検査。
痛みがだいぶとれている。
いつもながら不思議だ!

両側が終了後、伏臥位で再度腓腹筋、ヒラメ筋、アキレス腱の調整。
脚の拳上検査。
仙骨に両手を十字に重ね軽く抑える。
片方づつ足を拳上。
上げやすい方から調整を行う。
次に、
足側から腓腹筋とヒラメ筋を把握して圧痛検査。
拇指と虎口で、遠位から近位へ強擦。

膝を90度に曲げ、膝横を正座した両足で挟んで固定。
踵を上から抑え、足先を下に、更に外旋。
密位になったところで位置を保持してもらい、
下から元の位置方向へ圧を加える。
3秒程そのまま保持した後に、一気に脱力。
踵を側拳叩で氣を通す。
腰痛が酷い場合は、踵の後角に手刀で強めに2~3回叩く。
また、前脛骨筋や腸脛靭帯へ手刀で刺激。
再度同じ調整を行い、圧痛検査。

すごい、痛みがほとんどなくなっている。
脚の拳上検査も、明らかに上がるようになっている。

活法。身体の不思議を毎回感じる。
自然と体が動くように、効果がバッチリ出るように。
もっと精進します。

ありがとうございます。