古武術活法稽古 11

今月は、月3回目の稽古。
やはり続けて行うと、技や体捌きに身体がすんなりと反応する。
と言っても、自分の中での比較なので、まだまだ力が入り、
先輩からは「技になっていない」と、よく指導を受ける。

今日も先週に引き続き、大東流も稽古をしているSさんからも指導を受ける。
師範はどちらかというとダイナミックな技と動き。
Sさんは1つ1つの動きにこだわり、細かい力の移動や体重移動そして
手の内が得意だ。

Sさんと先週約束していた通り、柔道の技を味わいたいとのことだったので、
背負い投げをゆっくりとかける。

ゆっくり背負い、ゆっくり落とす。
Sさんは受け身がとれず、背中からドスンと落ちそうになるのを
道着を引き上げて衝撃を減らす。

やはり、柔術の投げとは全く違うようだ。
Sさんは、へぇー! こんな感じなんだ! ととても嬉しそう。
研究熱心な方だ。

そんなSさんからは手の内を教えていただく。
師範は技をこう掛ける。
でも、こうやるとどう?
これ、結構いけるでしょ?
ああ、これは効かないのか・・・

など自分でも試してみたいことを色々やってみている。

技の稽古というか、その前の崩しの稽古だ。
柔道もそうだが、いきなり技をかけて投げられることは滅多にない。
やはり技に入る前の崩しが重要だ。

ただ、古武術・柔術の崩しは非常に微細な感覚が必要。

わかる人にはわかる。
できる人にはできる。
わからなければ、できるようにはならないよ。
あなたは、わかるから、練習すればできるようになるよ。

と、うれしいお言葉を頂く。

この微細な感覚は施術でも重要だ。
ありがとうございます。
もっと精進します。