古武術整体(活法)稽古25

今日は、久しぶりに鍼灸師のHさんと活法の稽古。
Hさんは、自ら治療院を開業されており、活法を知ってからは
殆ど鍼灸での治療はしていなくて、活法をメインで治療されているプロだ。

今回は、座骨神経痛と腰痛の調整。
以前にも稽古で練習したことがあるが、
導引をかける方向が難しく、良くわからなかった技だ。

まずは座骨神経痛の調整
1.立位と伏臥位で座骨神経を触診検査
2.膝裏硬縮調整
3.膝眼・腓骨の調整
4.膝を伸ばし、脚側の手で踵を支え微振動
5.横臥位で上側の足を股関節と膝関節を直角にし、
 下側の足は真直ぐに延ばす。
6.脚側から下側の足を跨いで膝立ち
 両手根で臀部(座骨付近)を押さえ、外側に回すようにゆるめる
7.大臀筋・中臀筋・小殿筋を手掌圧でゆるめる
8.上側の足腸脛靭帯を上から手掌で圧をかけてゆるめる
9.更に前脛骨筋、下腿三頭筋に手掌で圧をかけてゆるめる
10.そのままの姿勢から、受者に指先を見てもらい、顔から上半身を真上に向け、
 脚側から両手根で座骨を押さえ、密位になるまで押込み、
 クンと圧を加えゆっくりはなす
11.受者は仰臥位で、痛い側の股関節と膝を直角に拳上
 内側の上足底(虎趾)を大腿二頭筋から座骨まで擦り下げ、
 膝を伸ばしながら足が止まる位置まで降ろす(3~5回)
12.足を下した位置で膝を曲げ、足を下してそのまま維持
13.ゆっくり足を抜き、足を下す
14.臀部から足先に向かって手掌を上に向け軽擦
15.立位と伏臥位で座骨神経を触診検査
みごとに座骨神経、座骨結節周りの筋肉がゆるんで柔らかくなっている。
この技は、1月の中ごろに稽古した技だ。
うろ覚えだったけど、稽古をするとなんとなく思い出す。

次に腰痛の調整
1.仰臥位で志室・腰眼の痛みがある箇所に足側の指を当て、
 頭側の手で手首を掴んで術者の頭上へ
2.肩関節に導引をかけ、脊柱起立筋・外腹斜筋をゆるめる
 ①腕を内旋し、外旋側に回すのを維持
 ②腕を円を描くように足側に引き上げるのを維持
 ③腕を足側へ押し下げるのを維持
 ④いずれも、指を当てた腰部で支えるように維持
 ⑤脱力、と同時に腕を円を描くように足側へふわりと移動
この技も1月の終わりごろに稽古した。
肩関節の導引の方向と力加減が難しい。
前回はうろ覚えだったけど、確認ができてよかった。

施術の仕事で活用するには、もっと練習が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。