古武術活法稽古 17

先週に引き続き、稽古に参加。
疲れているためか、元々ぼーっとしているからか、
帯を忘れてしまい、最近黒帯になったAさんから白帯をお借りした。
お恥ずかしい・・・

さあ、気合を入れて稽古だ!と内心意気込む。

そこに大東流もやっているSさんが、
ちょっと試したい技があるんだけど・・・と
私の腕を掴み、小手返しのような技をかける。
こう来たら、どうやって踏ん張る? どうやって逃げる?

ここまで技が極まってしまうと踏ん張れないし逃げられない。
少し緩めて試してみる。

手首を極められそうな方向へ身体ごと移動。
もしくは、もう一方の手で極められないように手を掴んで踏ん張る。
または、もう一方の手で突きを入れたり、蹴りを入れる。

Sさんは、ああ~。やっぱりそうだよね~。と思案顔。

じゃあ、技をかけてみてと、今度は私が腕を取る。
うん。極まっちゃったら逃げられないし踏ん張れないよね。

でも、こうしたらどう?
と、ほとんど動きが無いにもかかわらず、私の身体が崩される。

あれれ?

もう一度。

あれれ?

Sさんはまたしても不思議な体の使い方をする。
よくよくSさんの身体の動きを観察していると、
微妙な体重移動と腕の動き。
そんな微妙な捌きで私が崩される。
力は全く入れていない。

柔の技。不思議だ。
その謎に到達するには、まだまだ修行が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。