活法修行


古武術整体(活法)稽古48

今日の稽古は、入門当初教えて頂いた膝裏の硬縮をとる調整。

施術の仕事でも、腰が痛い方に対して活用している技だ。

練習で受けてみると、改めて技の効果を実感し、活法の技に感動する。

骨盤回しや外腹斜筋の導引調整など、今まで習った技を取り混ぜて復習。

覚えている技、あ、そうだった!と思い出す技。
力の方向が少しでも違うと効果が半減、いや全く効果が表れないこともある。

戦いの中から編み出され、脈々と受け継がれてきた日本独自の整体術。

この素晴らしい技を稽古できる幸せ。
失伝しないよう、しっかりと身に着けよう。

ありがとうございます。
もっと精進します。


古武術整体(活法)稽古47

股関節を調整することにより首の不具合をなくす技。

一つの理論なのに、たくさんの技がある。
流石、歴史を積み重ねてきた活法。

先生の頭と身体には、いったい幾つの技が詰まっているのか!?
永年修行を積まれたその技。
いったい、何人の不調を改善してきたのだろう?

心から頭が下がる。
そして、その技を伝授して下さる、貴重なお時間を頂いている幸せ。

出来の悪い私にも、丁寧にご指導をして頂ける。

ありがとうございます。

一つでもモノにして、施術の仕事に活かし、
少しでも世間のお役に立ちたい。

もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古46

先週に引き続き振りを使った身体の調整。
主に股関節を調整することにより首の不具合をなくす技。

振りは、古事記や日本書紀に登場する
天岩戸伝説に出てくる。

また、一二三(日月)ひふみ神事にある、ひふみ祝詞。
古代ヘブライ語という人もいるらしく、
訳すと、岩戸に隠れた天照大神を外に出す祈祷文だったという説もある。

天のうずめが踊りながら魂(霊、珠)を振り、
この祈祷を唱えたところ、岩戸にが開き天照大神が出てきたと言われている。

この呪文のような10までの数え方を唱えながら振ると
死んだ人も生き返ると言われているらしい。
怪しさ満点だ。

しかし活法は、このような古い言い伝えというか、
伝説をも取り入れ、人を救う為に活用している。
個人的には大いに賛同する。

人を救う為には何でもありだ。

稽古は前回に引き続き、
背骨の振り
脊椎を一つずつ両拇指と四指で掴み、頸椎から腰椎まで丁寧に振っていく。
難病の改善に用いられる手技だ。

立位で首回旋検査。
仰臥位
回旋がいかないほうの足を
軽い足で膝を閉じ屈曲
外旋し膝が伸びたら足首を引っ張り
密位にして、頸骨に刺激が行くように、クンと引っ張る
繰り返し3回
検査

股関節開脚検査
仰臥位
軽い足で挙上
足首を両手で持って
相手の横に立ち
股関節をゆるめるように
膝を使って
足を小刻みに牽引

などなど、今回も盛り沢山の稽古内容。

繰り返し、自分の身体に技を沁みこませる必要がある。

ありがとうございます。
もっと精進します。




古武術整体(活法)稽古45

首と股関節の関係を活かしての調整。
立位で首回旋検査。
仰臥位
回旋がいかないほうの足を
軽い足で膝を閉じ屈曲
外旋し膝が伸びたら足首を引っ張り
密位にして、頸骨に刺激が行くように、クンと引っ張る
繰り返し3回
検査

腰回旋検査
長座位
両手は頭の後ろで組み、腰を回旋検査
手は鼠径部ひらを上
正座の頭方の腿にふくらはぎ下部を乗せ
足首を回すように振る
回しやすい方に30秒位
検査

股関節開脚検査
仰臥位
軽い足で挙上
足首を両手で持って
相手の横に立ち
股関節をゆるめるように
膝を使って
足を小刻みに牽引

正座
膝立ち
下から足指を曲げて支え
そのままゆっくり正座
ぴったり座れる
蔵作り

足上げ検査
仙骨孔に中指をさす
足首が震えるもしくは踵から靄(氣?)が出るのを確認
仙骨の圧痛検査
膝を曲げ股関節を開く
仙骨の圧痛検査

仙骨孔に触れながら
膝を屈曲 足首を脇に挟んで
膝を下からもって挙上
ドンと落とす
仙骨叩き
足裏刺激

腹部調整

うぅーん!
盛り沢山だ!!

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古44

前回の復習で、振りの施術を稽古。
私は前回仕事の都合で休んでしまったため、
初めての稽古となる。

神道でも、たま(霊・魂)振りという修行?があるらしい、
また、太極拳の修行でも同様の動きを行うらしい。

やってみると、全身が熱くなり、血流(氣の流れ)が良くなる。

それを、活法で施術に応用している。
さすが活法。とても奥が広く、幅が広い。

長座位で上体の捻転検査
手のひらを上して鼠径部におく
片足づつ股関節を回すように8回回転 
足をクロスして両足とも回転
上体の捻転検査
明らかに捻転が楽になり、可動域も広がっている!

長座位で前屈検査
手のひらを上して鼠径部におく
正座をし、頭方の大腿にふくらはぎを乗せて足首回転
前屈検査
これも可動域が広がる!

正座で肩可動域検査
肘を曲げ、手を下から後ろに回し、腰・背中・頭方に上げる
肘を曲げ、手を上から頭の後に回し下に下げる
手首と肘を持ち肩を回転
肘と上腕の根元、脇に近い所を持ち肩を回転
肩の可動域検査

伏臥位
仙腸関節に、両手刀をVの字にして当てて
椎間板運動の要領で上下に揺する
仙骨叩き

仰臥位で股関節可動域(開脚)検査
両膝を立て、膝を曲げたまま足裏を合わせ、膝を開いて股関節を開く
股関節が硬い方に、身体をくの字にするように骨盤を曲げ身体を側屈
硬い方の膝が下がる
前にならえしてもらい手首を掴んで上体を起こす
ゆっくり上体を倒して、くの字に側屈した身体を真っ直ぐにする
膝を開いたまま、膝を両側から持って骨盤を回転
股関節可動域(開脚)検査

椎間板運動
仰臥位で膝を閉じたまま、股関節と膝を屈曲
足の裏を自分の膝に乗せ、相手の膝を持って腰椎を運動させる
股関節と膝の角度を変えることで、胸椎や頸椎に効かせることもできる
膝に乗せず、両膝に挟んで行ってもよい

その他、自分で行う椎間板運動は、
立禅の形で腕は脱力して下ろし、膝のみ使って身体を上下に運動
木刀の素振り等
椎骨を開いたり閉じたりして椎間板を動かし、
椎間板を柔軟にし、随液を還流させる。

活法は、関節の可動域を広げることで不調を改善する技が多いとのこと。
なるほど!

今回も、盛りだくさんの稽古だった。
施術の仕事で活用できそうだ。

ありがとうございます。
もっと精進します。


古武術整体(活法)稽古43

今日は難病の方に対しての調整。
難病と言っても色々あるが、主に背骨を調整することにより
脊柱をゆるめ、脊柱起立筋をゆるめ、脊髄神経をゆるめる。

脊髄神経は、簡単に言うと
脊柱から枝のように出ていて全身に神経を張り巡らせている。
知覚を司るもの(知覚神経)、運動を制御するもの(運動神経)、
内臓や内分泌等を司るもの(自律神経)等がそうだ。

筋力検査
正座位の後ろから肩を包むように両腕で抱えて固定。
その状態で上体を横に回してもらい、筋力、左右差を検査。

伏臥位
・指を脊柱の両側に添え、その指をトントン叩いていく。
 その時に、音や痛みを確認。
・横に位置し、脊椎を両手の四指と拇指で挟み、揺らしながら整える。
 頸椎7番から仙骨まで。
・脊柱起立筋を両手の四指と拇指で挟み、揺らしながら整える。
 脊柱起立筋の筋膜を引き剥がしてゆるめるイメージ。

筋力検査
正座位の後ろから肩を包むように両腕で抱えて固定。
その状態で上体を横に回してもらい、筋力、左右差を検査。

うん! 明らかに筋力が強くなっている。
調整後は脊柱のあたりがポカポカと温かく、血流が良くなっている。

今回の稽古も、盛り沢山の濃い内容だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古42

今日の稽古は先生を含めて4名の少人数。

稽古は、高山病や目眩。
伏臥位で後頭骨と仙骨の調整。
つまみ、叩き、揺らし

仰臥位で首の調整。
ローリング、ストレッチ

武術などの雑談を交えながら、
活法の3大技。

3大回転運動
首 第七頸椎 仰臥位
腰 第五腰椎 仰臥位で膝を押さえて回転
肩 長座位 後方より肩を吊り、後ろに回転

3大リンパ運動
腋下リンパ
鎖骨下リンパ
鼠径リンパ

前屈が柔らかくなる調整など、盛り沢山の内容だ。


ありがとうございます。
施術の仕事で使えるよう、もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古41

今日の稽古は、肩関節の調整。
武術で使う関節技の応用だ。
手首の関節を極め、肩関節を密位にして軽く牽引。

また、柔術などで使われる突き技のバラ手の応用もある。
バラ手は、指をやや開いた形にして脱力。
手甲側から、スナップを効かせて相手を打つ。

これを、肩、肘、手首、指を全て脱力し、
身体の斜め45度に振り上げるように空を打つことにより
肩関節を自分で調整することができる。

正に古武術整体、活法だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古40

治療のプロが学ぶ活法。
その応用クラスに参加。

護身術の稽古の時に、
相手を掴む手、木刀を掴む手、活法で使う手が
同じという説明があり、その手づかいを活法で練習した。

正に古武術整体。活法。

前回までの復習という事で、足首の内外旋の調整。
1.仰臥位で足首を背屈し密位にしたまま膝と股関節を屈曲
2.足首の密位を維持したまま、膝と股関節を徐々に伸展
3.膝と股関節が90度を超えたあたりで踵を床に付け、
 膝と股関節が自然と伸展しきるまで待つ

一緒に組んで稽古をさせて頂いたSさんに、
足底と足首の調整をして頂き、
初めは激痛が走るほど固まっていた筋肉や関節が
終盤は刺激が心地よく、うつらうつらしてしまった。
やはり、疲れがたまっているのか。

術後は足首の可動域もあがり、足がとても軽くなった。
流石、治療家、プロの技。

ありがとうございます。
もっと精進します。





古武術整体(活法)稽古39

前回と同じ、目の調整。
人体の不思議。目と骨盤は繋がっており、骨盤を調整することによって
視界が広がり、視力も回復することがある。

今回も「固定」と「移動」。

骨盤の調整
1.視力の検査及び立位で骨盤の変位検査
2.横臥位、骨盤前傾の調整
3.横臥位、骨盤後傾の調整
4.視力の検査及び立位で骨盤変位の検査

足首の内外旋の調整
1.仰臥位で足首を背屈し密位にしたまま膝と股関節を屈曲
2.足首の密位を維持したまま、膝と股関節を徐々に伸展
3.膝と股関節が90度を超えたあたりで踵を床に付け、
 膝と股関節が自然と伸展しきるまで待つ

続いて、目の調整、首の傾きの調整。

明らかに目の前が明るくなり、視界が広がった。
すごい!

この素晴らしい活法の世界に触れている幸せを感じる。
ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古38

前回に引き続き、目の調整。
目と骨盤は繋がっており、骨盤を調整することによって
視界が広がり、視力も回復することがある。

今回は、「固定」と「移動」を使った骨盤の調整。

1.視力の検査及び立位で骨盤の変位検査
 ASISとPSISの検査。
2.骨盤前傾の調整
 ASISが出ている方を上にして横臥位。
 下の足は、真直ぐに伸ばし、
 上の足を股関節・膝関節それぞれ90度に屈曲。
 座骨を押し、ASISを引くように圧をかけて固定。
 受者は膝を伸ばし、股関節を伸展。5回。
 5回目は、下の足を超えて伸展し、ゆっくり脱力。
 深呼吸して手をはなす。
3.骨盤後傾の調整
 PSISが出ている方、もしくは下がっている方を上にして横臥位。
 下の足は、真直ぐに伸ばし、
 上の足は膝を伸ばして股関節は伸展。
 PSISを引き、股関節を押すように圧をかけて固定。
 受者は、膝を伸ばしたまま股関節を屈曲。5回。
 5回目は、下の足を超えて屈曲し、ゆっくり脱力。
 深呼吸して手をはなす。
4.視力の検査及び立位で骨盤変位の検査

明らかに目の前が明るくなり、視界が広がった。
すごい!

続いて、目の調整、首の傾きの調整。
目の周りや首は神経が密集している為、
慎重に、丁寧に行う必要がある。

施術後は、視界が広がり目の前が明るい!

すごい!活法の技。

少しずつでも技をモノにしていきたい。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古37

施術のプロの中で学ぶ活法の研究・応用科のクラス。
今日の稽古は、「目」の調整。
流石にハイレベルな稽古だ。

近視で老眼。
普段の仕事で目を酷使している私が稽古台となり
先生が施術を行う。

壁にかかっているカレンダーで視力の確認。
視力に左右差がかなりあり、乱視も入っている。
活法で視力がよくなる?
半信半疑だ。

目と繋がりがある骨盤の検査と調整から始まり。
足と地面の接地、足首の状態の確認など。
眠ってしまうのを必死でこらえ、
首や頭、最後に目の調整。

施術後は、視界が広がり目の前が明るい!

視力の確認では、近視と乱視が酷い方はあまり変わらず。
良い方は明らかに文字がハッキリ見えるようになった!

若い人や子供には、もっとはっきりと結果が出るという。
すごい!活法の技。

少しずつでも技をモノにしていきたい。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古36

Sさんが首を痛めているという事で、
今日の稽古は首の調整。

初めに可動域と、頭を上から押して頸椎の痛みがあるかの検査。

首は神経が沢山とおっており、繊細なので慎重に
無理な力がかからないようにする必要がある。

仰臥位で頸椎の調整で
頸椎のローリング
回旋して導引
椎間板運動 など

そして、座位での後頭骨と頸椎の間をあける
釣鐘という技。

どの技も熟練が必要だ。

もっと精進します。
ありがとうございます。



古武術整体(活法)稽古35

先週に引き続き、腰痛の調整を稽古。
先々週はKさんが、先週はSさんが腰痛。

やはり、整体や施術を生業にしている人は、
どうしても前傾姿勢になり腰に負担がかかり
疲労が蓄積してしまう。

私もたまに、人を施術している場合ではなくなる時がある。
誰か~ 腰の施術。お願いしまーす(泣)って

また、お客さんや患者さんも腰痛が一番多い。
なので、活法の稽古でも腰痛の調整で、
練習を兼ねてお互いに調整し合うことが多い。

1.膝裏硬縮導引調整
2.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の圧痛検査
3.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の牽引調整
 ・仰臥位で痛みが無い方から調整
 ・両足を揃えた位置から、足を横にずらして
  身体が「く」の字になるように側屈。
  外側の足は下に降ろさず、密位になるまで側屈。
  足を内旋させて暫く牽引。
 ・その状態のまま、クンクンクンと牽引
4.大腰筋、外腹斜筋、脊柱起立筋の圧痛検査
5.腹部調整
6.伏臥位で足の拳上検査
7.仙骨調整
 ・拳上しにくい、力が入りにくい方の仙腸関節を調整
 ・仙骨に手掌を当て、中指は尾骨に位置する
 ・拳上しにくい、力が入りにくい方の仙腸関節を開くように
  手掌をスライドし、手をクロス。
  その状態で足の拳上。
8.骨盤回し
 ・拳上しやすい足側を上に横臥位。
  股関節・膝は90度に屈曲し座骨に手掌を当てて
  肘を伸ばして、体重移動で外側に押し回す。
 ・伏臥位に戻り、拳上しにくかった足を上にし、逆側の足をクロス。
  座骨に手掌を当て、肘を伸ばして、体重移動で外側に押し回す。
9.脊柱起立筋の押圧調整
 ・伏臥位で脊柱起立筋の痛みがある場所を拇指で押圧。
  押圧した場所を頂点に、腰を上げてもらい、脱力。
10.仙骨叩き
 仙骨~脊柱を響くように叩く。
11.氣を通す
 立位で、腹部のへその下に四指を当て、腰の痛みがあるところに逆の手掌を当てる。
 腹部から腰に向けて氣を通す。
 腰に当てた手は痛みを掴んで抜く。

次に、腰の次に不調が多い肩の調整。

今日も盛りだくさんの稽古だった。

武術もそうだけど、力まず柔らかい手が重要だ。
また、考えずに自然に身体が動くように、
何回も練習が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古34

護身術の殺法に続き、人を活かす活法の稽古。

今日は整体師のSさんが腰痛ということで、
腰の調整を稽古。

1.膝裏硬縮導引調整
2.大腰筋の圧痛検査
 仰臥位で小転子を押圧して痛みの検査
3.大腰筋の導引調整
 痛みの少ない方、筋力が強い方の足側に正座
 足方の大腿部に、脹脛を乗せ、
 足の拇指を背屈し、拇指球を四指で掴むように上から抑え、回外方向へ圧
 そのまま維持し、腰を捻るように骨盤を上げ、脱力
4.股関節牽引調整
 足側から両足首を持ち上げ、痛みが少ない方の腰を伸ばすように
 身体を側屈、密位になったところで内側の足を置き、
 外側の足を更に側屈、しばらくそのまま維持
 足側に牽引し、密位になったところでクン、クン、クンと3回牽引
5.仙腸関節の調整
 伏臥位で仙腸関節の圧痛検査
 痛みのある場所に四指を当て、膝を直角に屈曲
 そのままの姿勢で股関節を外転し、圧痛が無くなる、または、
 少なくなる位置で止め、膝を持ち上げて、ドスンと落とす
6.腹部調整
7.仙骨叩き

最後に前腕の調整を行い稽古終了。

うぅ~ん。
まだまだ修行が足らないな。

ありがとうございます。
もっと精進します。


古武術整体(活法)稽古33

護身術の稽古に引き続き、活法の稽古。

腰痛の調整の応用技。
1.前屈・背屈の可動域検査
2.膝裏硬縮導引調整
3.仰臥位で受者の横に位置し
 腰部の圧痛検査
 圧痛がある場所に四指を当て、
 両膝を立て、痛みのある側の膝を横に倒して床につける
 膝を下から押し上げると同時に足側へ圧をかけて導引
4.横臥位で両足を揃える
 大転子の指1つ上にある大腿筋膜長筋、中臀筋、梨状筋等々が
 クロスしている部位を拇指で圧迫しながら、
 上の足を屈曲・伸展5回位

横隔膜調整
 伏臥位で肘を両脇に付ける
 肘の当たる場所のラインがT12(横隔膜)
 T12から拇指で頭方へ脊柱起立筋を強擦

その他、前腕の調整など盛りだくさんの稽古内容。

一緒に稽古をしている先輩は、施術のプロ。
たまに専門用語がでてきたり、変わった技を披露してくれたり。

とても刺激になり、勉強になります!
また、勉強・経験不足が身に沁みる。

ありがとうございます。

もっと精進します。


古武術整体(活法)稽古32

先生と贅沢なマンツーマンでの稽古。

9か月、32回の稽古で、活法の基礎をみっちりと学んできた。
来週からは、応用技を主に稽古するとともに、
武術(護身術)の稽古にも参加できるように、施術の仕事のシフトを変更する。

まだまだ、活法の技に自信があるわけではないし、稽古した技の種類も少ないと思う。
が、更に飛躍するとともに、武術の動きの習得も必須だと覚悟を決めた。

今日は、武術の動き、柔らかい手の使い方の稽古から始まる。

相手を向かい合い、手首の少し下をクロスして合わせる。
力を入れずに、前腕部をくるっと回して
相手の手と自分の手の位置を入れ替える。
また、前腕部をくるっと回して
相手の手と自分の手の位置を入れ替える。
これの繰り返し。

言葉にすると難しい・・・
やってみても難しい・・・

客観的に見ると、単純な動きで簡単そうだ。
自分は先生に手の動きを誘導されてクルクル回されている感じだ。

自分が回そうとすると、タイミングが合わず手がすっぽ抜けてしまう。

先生から、力を抜いて、回そうとしないで。と注意を受ける。
またしても力み。
自分では力を入れている心算も感覚もないが、力を相手に感じさせてしまう。

武術で言えば、相手に自分の動きがばれてしまい、技を避けられてしまう。
施術で言えば、相手にゆるみを伝えられず、逆に筋緊張を起こしてしまう。

今の自分にとって大きな課題だ。

また、先生は、この手の使い方ができれば、
相手を掴むことなく、力を使わずに、
動きだけで攻撃を捌き、相手を崩すことができるようになる。と。

またしても奥が深い古武術の世界。
腹筋や腹圧の運動も交え、雑談を挟みながら和やかに稽古が進む。

活法の稽古は、大転子と肩関節、腹部の調整。

最後に立禅の指導もして頂き、盛りだくさんの稽古だ。

古武術の殺法と活法。
両方の達人から指導が受けられる、
とてもありがたい環境に自分がいることに、改めて感謝。

ありがとうございます。



古武術整体(活法)稽古31

今日は久しぶりに整体師のSさんと稽古をご一緒させて頂いた。

先週に引き続き、極真空手との交流稽古の動画を見ながら
武術談議に花が咲く。
Sさんも武術好きだ。

今日の稽古は、首の調整、肩関節と手首の調整。

首の調整は、応用技の稽古で一度行ったことがある。
デリケートなところなので慎重に、力をかけ過ぎないように。
今回は初めて行う「釣鐘」という技も伝授していただいた。

柔らかい手、圧の方向、姿勢と体捌き。
どれも武術に通じる技だ。

活法稽古の合間に、武術での手の使い方等を交えながら、
皮膚感覚の使い方、木刀の握り方も教えていただいた。

毎回感じる人体の不思議と、活法、武術の奥深さ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古30

今日も先生とマンツーマン。

稽古前にパソコンで動画を見るのが最近の定番。
動画は、先生がUPしている演武会と、
約30年前に行われていた極真空手との交流稽古。

相手選手は黒帯で、
先生よりも身長は10cm以上、体重も10Kgは大きく見える。

先生は、極真空手の鋭い突きや蹴りを、独特な手捌き、体捌きでかわし
間髪入れずに掌手や蹴りで反撃。

当時の極真空手は顔面への突きもあったのだろうか?
動画を見ている限り、顔面への突きを連続してくる。
また、投げ技まででてくる。

凄まじい技の応酬だ。

見る見るうちに相手選手の道着がはだけ、
体制が崩されてくる。

先生は、先生は恐ろしく強い人だった!

その感動の余韻を残しながら、活法の稽古。
武術談議をしながら腰痛の調整を稽古。

先生は活殺自在を体現されている。憧れの存在だ。

ありがとうございます。



古武術整体(活法)稽古29

今回も先生とマンツーマンで贅沢な稽古の時間。

前立腺肥大や腰痛に関係のある、内腿の導引調整。
1.内腿の圧痛検査
 仰臥位でカエル足
 内腿の上部(前面側)と下部(後面側)を四指で押圧
 左右で痛みを感じる側が逆な場合が多い
2.内腿の導引調整
 上部(前面側)に圧痛がある場合
 圧痛側はカエル足、もう一方は膝を直角に曲げて立てる
 立てた膝に肩を当ててずれないように固定
 カエル足の膝の下に手を入れて、上方に拳上するのをそのまま維持
 同時に踵を逆の手で押さえ、踵を尻側へ引くのをそのまま維持
 脱力
 下部(後面側)に圧痛がある場合
 圧痛側はカエル足、もう一方は膝を直角に曲げて立てる
 立てた膝に肩を当ててずれないように固定
 カエル足の膝の下に手を入れて、上方に拳上するのをそのまま維持
 同時に足首を逆の手で押さえ、踵を蹴るようにするのをそのまま維持
 脱力
3.内腿の圧痛検査

4.腰椎3番の調整

次に、横臥位での肩関節の調整。
今回は、上げた腕を首と肩で挟み、両手で三角筋を圧迫。
肩関節を開けるように拳上しながら、三角筋をブルブルと振動する
一手を追加して稽古。

最後に、バネ指の調整。
これは合気道の技で手首から前腕を刺激してから
活法の技に入る。
正に武術整体だ。

また、稽古の合間に武術や立禅のお話があり、
帰宅後に早速、立禅修行。
2分で肩と腿が痛くなり、3分で終了。
まあ、初めから無理をしては続かない。。。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古28

今日は先生とマンツーマンで稽古。

日本人がかかえる不調のNO.1。
何度も稽古を行っている腰痛の調整。

今回は、新しい手技も加わり盛りだくさんの稽古だ。

1.痛みの場所を確認
2.骨盤の高さ検査
3.膝裏硬縮の導引調整
4.股関節と膝を直角に曲げ、膝裏に大腿部を当てて上に回すように
 牽引調整
5.膝の水抜き
6.仙腸関節の調整
 伏臥位で仙腸関節の圧痛検査
 痛みのある場所に四指を当て、膝を直角に屈曲
 そのままの姿勢で股関節を外転し、圧痛が無くなる、または、
 少なくなる位置で止め、膝を持ち上げて、ドスンと落とす
 圧痛検査
7.大腰筋の圧痛検査・筋力検査
 仰臥位で小転子を押圧して痛みの検査
 膝を伸ばして足を拳上、股関節を45度外転、足先も45度回外。
 そのままの位置で、足首を外側45度下方へ軽く押して筋力の検査
8.大腰筋の導引調整
 痛みの少ない方、筋力が強い方の足側に正座
 足方の大腿部に、脹脛を乗せ、
 足の拇指を背屈し、拇指球を四指で掴むように上から抑え、回外方向へ圧
 そのまま維持し、腰を捻るように骨盤を上げ、脱力
9.股関節牽引調整
 足側から両足首を持ち上げ、痛みが少ない方の腰を伸ばすように
 身体を側屈、密位になったところで内側の足を置き、
 外側の足を更に側屈、しばらくそのまま維持
 足側に牽引し、密位になったところでクン、クン、クンと3回牽引
10.外腹斜筋、脊柱起立筋の導引調整
 外腹斜筋、脊柱起立筋、志室・腰眼のあたりを硬さや圧痛の検査
 痛みがある箇所に足側の指を当て、
 頭側の手で手首を掴んで術者の頭上へ
 肩関節に導引をかけ、脊柱起立筋・外腹斜筋をゆるめる
 腕を内旋し、外旋側に回すのを維持
 腕を円を描くように足側に引き上げるのを維持
 腕を足側へ押し下げるのを維持
 いずれも、指を当てた腰部で支えるように維持
 脱力、と同時に腕を円を描くように足側へふわりと移動
11.腹部調整
12.仙骨叩き

雑談を交えながら和やかな雰囲気で稽古を終える。

施術の仕事で使えそうな手技が増えてきた。
もっと技を磨いて活用していきたい。

ありがとうございます。

 


古武術整体(活法)稽古27

月に1度の太氣拳護身術稽古の日だったけど、
体調不良で休む。
活法の稽古は、気力を振り絞って参加した。

活法では、「氣」のバッテリーは肺にあると考えている。
と先生が話し始める。

今日は、肺と呼吸に関係する胸郭、脊椎、肩、首の調整方法だ。

先生は、私の顔を見て、「氣」の力が下がっていると見抜いたんだろうか!?
すごい!

胸郭の調整
1.正座で両腕を肩の高さに前に上げる
2.後ろから受者の背中に胸を付け、膝立ち
3.受者の腕の下に腕を伸ばし
4.胸郭を広げながら受者の胸骨へ指先をつける
 受者にも同時に同じ動作をしてもらう

脊柱の調整
1.伏臥位で腕を横に開き、肩と水平にする
2.脊柱の凹凸を四指を使って検査
3.凹みがある場合は腕を回内
 凸がある場合は腕を回外
4.手を合掌し、手根を少し開く
 その手で脊柱起立筋を押圧して起立筋をほぐしながら
 脊柱を整える
5.手刀を脊柱にクロスするように当て、
 密位になるまで押圧、クンと押圧
 脊柱がポキっとなる場合がある

肩の調整
1.横臥位で腕を体側に乗せる
2.三角筋を手掌で包むように挟みゆるめる
3.三角筋上部と前腕部をもって肩関節を上下に調整
4.肩甲骨を拳上しながらまわして調整
5.手首を持って腕を拳上し、腕を振りながら三角筋、上腕筋、前腕部をほぐしてゆるめる
6.手首と肘をもって肩関節回し
7.腕を頭上に外転し、体側を伸ばす

首・背中の調整
1.仰臥位で頭方に膝立ち
2.枕やクッション等を頭に下に入れ、受者の後頭部を拳上、脱力
3.受者に頭頂部を床に付けるように身体を後屈
 壇中を頂点に胸を上げ、脱力と同時に後頭部を手前に引いてドンと背中を床に付ける
4.首の後ろを両四指でローリングするようにほぐす
5.頭を前屈し、頭の下から右手で受者の左肩、左手は右肩にあて首筋の筋肉を伸ばす
6.そのまま右手で後頭部を支え、首を右に回旋、左手は左肩に当て、首横の筋肉を伸ばす
 逆も同様
7.蹲踞の姿勢で両手でそれぞれの手首を掴み、腕を頭上に上げ、膝に手首の甲側
 を当て、後ろに体重をかけて肩関節を伸ばす
8.両腕を拳上して振り、肩関節をゆるめる

盛りだくさんの内容だった。

ありがとうございます。



古武術整体(活法)稽古26

今日は久しぶりに先生とマンツーマンで稽古。

O脚と腰痛の調整。
本来は別々の手技だけど、今回は混ぜて一緒に行った。
1.立位でO脚の検査
2.骨盤の高さ検査
3.膝裏硬縮の導引調整
4.大腰筋の圧痛検査・筋力検査
 仰臥位で小転子を押圧して痛みの検査
 膝を伸ばして足を拳上、股関節を45度外転、足先も45度回外。
 そのままの位置で、足首を外側45度下方へ軽く押して筋力の検査
5.大腰筋の導引調整
 痛みの少ない方、筋力が強い方の足側に正座
 足方の大腿部に、脹脛を乗せ、
 足の拇指を背屈し、拇指球を四指で掴むように上から抑え、回外方向へ圧
 そのまま維持し、腰を捻るように骨盤を上げ、脱力
6.O脚調整
 両足を回内し内股に、
 そのまま膝を立て、膝をつけたまま足を腰幅に開く
 膝の間に手を挟み、手を潰すように力を内側に入れながら
 踵を床に擦りながら膝を伸展
 膝が伸びきる前に、一度止め、膝を屈曲、5回
 同じ姿勢で、膝を外側から両手で挟み、
 膝を伸展・屈曲、5回
7.股関節牽引調整
 足側から両足首を持ち上げ、痛みが少ない方の腰を伸ばすように
 身体を側屈、密位になったところで内側の足を置き、
 外側の足を更に側屈、しばらくそのまま維持
 足側に牽引し、密位になったところでクン、クン、クンと3回牽引
8.外腹斜筋、脊柱起立筋の導引調整
 外腹斜筋、脊柱起立筋、志室・腰眼のあたりを硬さや圧痛の検査
 痛みがある箇所に足側の指を当て、
 頭側の手で手首を掴んで術者の頭上へ
 肩関節に導引をかけ、脊柱起立筋・外腹斜筋をゆるめる
 腕を内旋し、外旋側に回すのを維持
 腕を円を描くように足側に引き上げるのを維持
 腕を足側へ押し下げるのを維持
 いずれも、指を当てた腰部で支えるように維持
 脱力、と同時に腕を円を描くように足側へふわりと移動
9.腹部調整
10.仙骨叩き
 伏臥位で両足を回内し内股に、そのままの姿勢で
 仙骨叩き

先生からは、もっと力を抜いて導引をかけないと・・・
全般的に力が入りすぎ、「柔らかい手」で調整ができるように。
と注意を受ける。

武術と同じだ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古25

今日は、久しぶりに鍼灸師のHさんと活法の稽古。
Hさんは、自ら治療院を開業されており、活法を知ってからは
殆ど鍼灸での治療はしていなくて、活法をメインで治療されているプロだ。

今回は、座骨神経痛と腰痛の調整。
以前にも稽古で練習したことがあるが、
導引をかける方向が難しく、良くわからなかった技だ。

まずは座骨神経痛の調整
1.立位と伏臥位で座骨神経を触診検査
2.膝裏硬縮調整
3.膝眼・腓骨の調整
4.膝を伸ばし、脚側の手で踵を支え微振動
5.横臥位で上側の足を股関節と膝関節を直角にし、
 下側の足は真直ぐに延ばす。
6.脚側から下側の足を跨いで膝立ち
 両手根で臀部(座骨付近)を押さえ、外側に回すようにゆるめる
7.大臀筋・中臀筋・小殿筋を手掌圧でゆるめる
8.上側の足腸脛靭帯を上から手掌で圧をかけてゆるめる
9.更に前脛骨筋、下腿三頭筋に手掌で圧をかけてゆるめる
10.そのままの姿勢から、受者に指先を見てもらい、顔から上半身を真上に向け、
 脚側から両手根で座骨を押さえ、密位になるまで押込み、
 クンと圧を加えゆっくりはなす
11.受者は仰臥位で、痛い側の股関節と膝を直角に拳上
 内側の上足底(虎趾)を大腿二頭筋から座骨まで擦り下げ、
 膝を伸ばしながら足が止まる位置まで降ろす(3~5回)
12.足を下した位置で膝を曲げ、足を下してそのまま維持
13.ゆっくり足を抜き、足を下す
14.臀部から足先に向かって手掌を上に向け軽擦
15.立位と伏臥位で座骨神経を触診検査
みごとに座骨神経、座骨結節周りの筋肉がゆるんで柔らかくなっている。
この技は、1月の中ごろに稽古した技だ。
うろ覚えだったけど、稽古をするとなんとなく思い出す。

次に腰痛の調整
1.仰臥位で志室・腰眼の痛みがある箇所に足側の指を当て、
 頭側の手で手首を掴んで術者の頭上へ
2.肩関節に導引をかけ、脊柱起立筋・外腹斜筋をゆるめる
 ①腕を内旋し、外旋側に回すのを維持
 ②腕を円を描くように足側に引き上げるのを維持
 ③腕を足側へ押し下げるのを維持
 ④いずれも、指を当てた腰部で支えるように維持
 ⑤脱力、と同時に腕を円を描くように足側へふわりと移動
この技も1月の終わりごろに稽古した。
肩関節の導引の方向と力加減が難しい。
前回はうろ覚えだったけど、確認ができてよかった。

施術の仕事で活用するには、もっと練習が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古24

太氣拳護身術に続いて活法の稽古。
今日は、合気柔術の稽古でご一緒したSさんと稽古。

活法の応用編の稽古だ。
活法の手技は500種類以上とも1,000種類以上とも言われている。
最近は、やっと基本技のいくつかを使えるようになってきた。

応用技は、基本技の応用で・・・ 当たり前か。
似ているが、少し違う。
手の使い方だったり、関節を動かす方向だったり、違う動きを入れたりと、
少し複雑だ。
所々に、武術で使う動きや手の内が使われる。

首の調整、肩の調整、背骨の調整等を稽古。
いつもながら、
ほんの少しの技・時間で明らかに関節の可動域が広がり、
痛みが軽減する。

活法の奥深さや身体の不思議を体感する。

まだまだ奥が深い。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古23

今日は、訪問マッサージのOさんが休みで先生とマンツーマンで稽古。

先週に引き続き、肩関節の調整と、
昨年9月の初稽古で教えてもらった骨盤の調整。

立位で肩関節の可動域の検査
横臥位
・三角筋上部と前腕部をもって肩関節を上下に調整
・三角筋を両掌で挟んでゆるめる
・肩甲骨を拳上しながらまわして調整
・手首を持って腕を拳上し、腕を振りながら三角筋、上腕筋、前腕部をほぐしてゆるめる
・手首と肘をもって肩関節回し
・肩関節の伸反射
 腕を伸ばし背中側に伸展
 初めから密位にしてしまうと痛みが大きいので、
 3回位に分けて密位まで伸展する
 伸展したら手を放し、太ももに手を当てて止めるようにする
・手首を持って腕を拳上し、腕を振りながら三角筋、上腕筋、前腕部をほぐしてゆるめる
・腕を頭上にもっていき、肩甲骨と骨盤を伸展
仰臥位
・拇指と小指を下から拇指と示指で把握し、腕を振って肩関節をゆるめる
 その後、腕を外側・内側に回し、肩関節をゆるめる
・手首を持って、三角筋、上腕筋、前腕、手の甲、手掌をほぐしてゆるめる
・手首と肘を持って肩関節を回旋調整(すり回し)
 肘を足側から頭方へ外回し
 音がする箇所で止め、肘を上から押して肩関節を密位にする
 クンと押圧
 肘を頭方から足側へ内回し
 ひっかりや硬い箇所で止め、
 肘を曲げ、手が耳横の位置にする
 上腕二頭筋を内側から把握して上腕骨が内旋するように密位にする
 手首を持ち、内側から外方へ前腕を外旋して密位にする
 クンと加圧
・手首を持って腕を拳上し、腕を振りながら、
 大胸筋、棘上筋、三角筋、上腕筋、前腕をほぐしてゆるめる
・手首を持ったまま、腕を降ろし、腕を鞭のように上腕三頭筋が床に触れるように振る
立位
・受者の前方45度の位置で、腕を肩の高さに上げ、回内し小指を上に向ける
 手首を拇指を下にして外側から把握、続いて内側から把握。
 肩関節を密位にしたまま、ポン、ポン、ポンと3回牽引。

骨盤の調整
立位
・受者の後ろから腸骨稜の高さを検査(高い方の脚が外旋)
・足先の外転検査
・前屈可動域検査
・前屈し、外転している足を内転して深呼吸
 ゆっくり戻って、内転させた足を戻す
・前屈可動域検査
・腸骨稜の高さ検査
・足踏みして違和感の検査

大腰筋、股関節の調整
仰臥位
・足先の外転検査
・足を上げ筋力検査
 外転側は力が入りづく筋力が弱い
 ※筋力検査の結果、逆の反応の場合は乱調切断(太陽神経叢の一点調整)
 足を45度に外転し、上から拇指球を四指で把握、導引調整
・外転側の踵を内側の手で下から把握して足を拳上
 膝を曲げ外側から内側へ骨盤が浮かないように股関節を回す
 静かに足を内転したまま床に降ろし、内転のまま
 調整したエネルギーを保存するため、
 面から線、線から点と徐々に手を離していく
・内転側の踵を内側の手で下から把握して足を拳上
 膝を曲げ内側から外側へ骨盤が浮かないように股関節を回す
 静かに足を内転したまま床に降ろし、外転のまま
 調整したエネルギーを保存するため、
 面から線、線から点と徐々に手を離していく
・足先の外転検査
・足を上げ筋力検査

今日の稽古は、いづれも今まで行った技の復習。
うろ覚えや忘れてしまっている動きが大分ある。
先生曰く、何度もやらないと出来るようにはならない。

その通りだ。
初稽古で習った技をやっていると、ふと入門当時の記憶が甦る。
たった6か月間で、色々な技を伝授していただいている。
まだまだ出来ない技だらけだが、明らかに進歩している。

ありがとうございます。
施術でお客様を少しでもお楽にできるよう、もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古22

今日は、訪問マッサージのOさんも稽古に参加。
Oさんも合気柔術の同門でキャリア3年の大先輩。

活法も以前に習っていたことがあり、どちらも初心者の私には
とても勉強になる。

稽古は肩関節、前腕とふくらはぎの調整。
肩関節の調整は久しぶりだ。
立位で肩関節の可動域の検査
横臥位で
・三角筋上部と前腕部をもって肩関節を上下に調整
・三角筋を両掌で挟んでゆるめる
・肩関節の伸反射
 腕を伸ばし背中側に伸展
 初めから密位にしてしまうと痛みが大きいので、
 3回に分けて密位まで伸展する
 伸展したら手を放し、太ももに手を当てて止めるようにする
・肩甲骨を拳上しながらまわして調整
・手首と肘をもって肩関節回し
・腕を頭上にもっていき、肩甲骨と骨盤を伸展
仰臥位
・手首と肘を持って肩関節を回旋
 音がする箇所、ひっかりのある箇所で止め、
 肩関節を密位にしてクンと押圧

何回も練習をし、身体に動きと感覚を沁みこませないと
上手くいかない。

もっと精進します。
ありがとうございます。





古武術整体(活法)稽古21

太氣拳護身術の稽古に引き続き、活法の稽古。

太氣拳の手の使い方と同じで、やわらかい手が重要だ。

今日の稽古は膝痛の調整。
・膝の高さ検査
・膝眼の高さ検査
・膝眼の高さ調整
・膝裏の圧痛検査
 下がっている方の膝を立て、足首を両ひざで挟んで固定
 外側から四指でアキレス腱を包むように把握し、腓骨を拳上
 内側の手で腓骨を拳上するように、45度上方向へ鉄槌
・膝眼の高さ調整
・膝裏の圧痛検査
・膝裏の硬縮調整
 今までの応用技で、内側が痛い場合手の内の感覚で内側方向へに圧をかけると効果が上がる
・大腿二頭筋の調整
 仰臥位で膝と股関節を直角にし、膝裏に近いところを手刀の指先を当て
 氣を通すように刺激をしてゆるめる。
・膝関節調整
 膝を両脇から手掌で挟み指を組む。
 圧を加えながら、足底を床に擦るように膝の曲げ伸ばし5回。
・膝の水抜き
 膝を伸ばし、踵を持ち上げた状態で足を揺すり膝関節の血行と
 リンパ、体液を流す。
・膝・前脛骨筋の導引調整
 仰臥位で足首を背屈。指先も背屈し、指先にかからないように足の甲を圧迫、導引

他に、眼精疲労の調整、鼻づまりの調整、首の後屈調整など盛りだくさん。

何度も練習が必要だ。

ありがとうございます。
もっと精進します。



古武術整体(活法)稽古20

按摩・マッサージ師の国家資格を持ち、訪問マッサージを生業にしているOさん。
稽古でご一緒させていただくことが多いが、
最近はお忙しいのか、休みがちだ。

今日も先生とのマンツーマン。
贅沢な時間だが、活法の技を覚えるには、
施術をしているところが見られないので、とてもわかりづらい。

稽古内容は、腰痛に対する仙骨調整と前腕調整など。
武術の話しをしながら、ゆっくりと稽古ができた。

腰痛に対する仙骨調整
1.伏臥位で足上げ検査
2.仙骨調整
 上がらない方の仙骨(仙腸関節)が変位していると仮定
 仙骨上から、指先を足側に向けて手で軽く抑え、
 上がらない方の足側へ指先を向けるように圧をかけて開く
3.そのまま足上げ検査
4.骨盤調整
 上がらない足を上にして横臥位
 下の足を膝で挟んで固定
 座骨に手掌を当て、骨盤を上の足側に押し回して調整

次に前腕の調整
1.手を回外
 前腕部を両手で力強く把握して固定
 手を回内してもらう力で前腕を揉捏
2.手を回内
 前腕部を両手で力強く把握して固定
 手を回外してもらう力で前腕を揉捏
3.世界を変える
 不思議な技で、
 世界(位置)を変えることによりできたことが、
 元の世界(位置)に戻ってもできるようになるというもの。

 手首の掌屈・背屈検査
 背屈がやりにくい場合
 腕を下におろした状態で手を背屈
 肩の高さに手刀を構え、その手刀に向かって背屈した手首を上げていく
 手刀に背屈した手首が着いたら圧がかからないように、一緒に上へ持ち上げる
 上に持ち上げた状態では、下で背屈した時よりもやりやすくなっていることを確認
 手刀に背屈した手首を着けながら腕を下す
 手首の背屈検査

先生は、活法は『固定と移動』が重要とよくおっしゃる。
意識して練習しないと、移動にばかり気が行ってしまい固定が甘くなる。
当然、効果も甘くなる。

武術と同じだ。自然とできるように練習あるのみ。

ありがとうございます。
もっと精進します。


古武術整体(活法)稽古19

先日、もりの古武術活法研究会のホームーページに、
調査・研究活動の「活法の歴史(その1)」を情報公開をしました。

もりの古武術活法研究会 研究内容 活法

歴史に裏付けされた「活法」の技。
毎回、身体の不思議を体験する。
この貴重な技の稽古をしていると思うと、一層、稽古に身が入る。

今日の稽古も先生とマンツーマン。
稽古の前に、12月に行われた太氣拳演武会と他団体の太氣拳の動画を視聴。
先生は、剣道、空手、合気道、居合、太氣拳を修めており、根っからの武術家だ。

先生が指導する太氣拳は、他団体とは少し違い、動きが柔軟で柔らかい。
相手の攻撃をふわりと捌き、相手の力を利用して攻撃に入る。
とても高度な技だ。

先生の人格が技に表れている。

活法の技も、ふわりとした柔らかい手で行われるが
技の効果はとてもシャープに決まる。

先生の活法を受けると、え? これだけで・・・ 楽になった!
と不思議な感覚の連続。うーん。尊敬!

動画を視聴しながら、この攻撃や受けの技や動きは、
武術で使うと相手を壊す技。
活法で使うと骨盤の調整になり、歪みや痛みが無くなる。
と解説してくださる。

正に武術の殺法。裏技の活法。活殺自在。
目指す境地を見た気がした。

今日の稽古は、腰痛に対する調節。
動画の動きを解説しながら実際に行ってみる。

立位の背側から骨盤の変位を検査、確認。
変位側に先ほどの動きを行い、再度検査を行うと
変位が調整され整っている!
その間3秒程。すごい。

武術でこの技が決まると、きっと立ち上がれなくなるだろう。

次に腰痛に対する調整。
1.膝裏硬縮調整
2.膝水抜き
3.膝で膝裏を上げ回し
4.股関節と骨盤の回転調整
 両膝と股関節を90度
 踵を膝に乗せ両手で膝を押さえる
 膝と手でリズミカルに腰椎をゆるめる
 膝で足三里を挟んで押さえ
 両手で膝を押さえる
 自分の膝を回し受者の股関節と骨盤を回転調整
5.脊椎・起立筋の回転調整
 両膝を立てゆっくりと倒す
 倒し安い方から調整
 膝を倒しながら上半身も一緒に横向き
 膝が下に着く少し前に一度戻してから膝を下ろす
 上側の腕を上げなから膝と反対側にゆっくり倒す
 暫く維持
6.外腹斜筋、脊柱起立筋の導引調整
 腰の下から手で起立筋を刺激し圧痛検査
 痛くない方から調整
 起立筋に手を当てたまま手を頭上に移動
 導引①腕を外転、②腕を伸展、③腕を足側
 手を当てた起立筋で支え
 脱力 と同時に腕を円を描くように足側へふわりと移動
7.アキレス腱の刺激調整
 受者の横に位置し膝を立てて座る
 踵を下から持ち上げ膝を伸ばして足を上げる
 ゆっくり内旋し足を倒す
 受者側の膝で受者の膝横を押さえ
 倒した足のアキレス腱を膝に乗せる
 爪先を伸展し踵を頭側にゆっくり移動
 手を離すと同時に脱力
 膝上の位置にアキレス腱をポンと当てて刺激
 頭側に少し移動して繰り返す
8.アキレス腱~腓腹筋の導引調整
 腹臥位で足側に位置
 アキレス腱~腓腹筋を母指を滑らして圧痛検査
 膝を90度に曲げ
 踵を足と反対側の手掌で押さえ
 つま先を下側、外側で維持
 脱力
 大腿筋膜張筋、前脛骨筋、膝裏を手刀で叩いて刺激
 踵を持ち膝が浮くまで上げ、トントンと何回か落とす
 アキレス腱~腓腹筋を軽くもみほぐし
 再度圧痛検査

腰痛に対する調整は今まで何回も稽古を行っているが、
技のバリエーションがとても多く、
受者の状況によって使う技を変えていく。
受者を観察する目も鍛える必要があるな。

ありがとうございます。
もっと精進します。